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はたひら歯科

〒537-0013
大阪市東成区大今里南2-7-16
片江小学校正門向かいの歯医者です
(TEL)06-6973-8217
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歯科用アマルガムは「悪」なのか?
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    歯科用アマルガムという歯に詰める水銀合金があります。

    日本では使用が激減してきていますが、アメリカなどではまだ主流の歯科材料です。

    日本では、WHOが歯科用アマルガム削減方針を出していることに従って削減方向に動いています。

    本日の日本歯科医師会MLでもその話題が出ていました。

    小川歯科医官はWHOに赴任してからの活動報告として、▽高齢者に対する口
    腔保健の推進▽水俣議定書に基づいた歯科アマルガム使用削減に向けてのアク
    ションプラン構築▽NCD対策としての口腔疾患予防の体系化▽口腔保健モニタ
    リングシステムの整備―などについて説明した。特にアマルガムの使用削減を
    世界規模で推進する上で、日本の産業界が代替材料を開発できるように日歯が
    バックアップを行うことを要望した。
     これに対して小林慶太常務理事は「世界ではアジアやアフリカを始め、アメ
    リカやカナダのような先進国でもアマルガムを常用している国が散見される一
    方、欧州では強くアマルガムの使用を反対している」とグローバルな状況につ
    いて説明し、世界的に使用量を減らすべきとするWHOの姿勢に同調した。日歯
    からはその他、日本では、アマルガムは平成28年度診療報酬改定において特定
    保険材料から外れ、代替材料としてコンポジットレジンが使用されている現状
    や、歯科医院ではアマルガムセパレーターを使用し環境への影響を減らすこと
    は勿論、患者や歯科医療従事者への影響を減少させることが重要である旨説
    した。


    と、削減方向に動いていますが、これは「人体に有害」というより「環境に有害」であるから、の方が大きいと思います。

    水銀アマルガムというと「えっ水銀を使っているの?!」と思われるかもしれませんが、歯科用アマルガムとして固まってしまえば、非常に安定な状態になり、歯に詰められていても人体に影響はありません。

    ですので、それを原因に積極的に除去する必要はありません。(むしろ、除去時の方が不安定化します。)

    厚生労働省の方からも安定化したアマルガムを問題視した通知などは出してない(はず)で、我々の方に注意喚起が来たのは不安定な使用前の「使っていないアマルガム」があるならきちんと処分して!という注意喚起が来たぐらいだと思います。

    そもそも日本ではアマルガムの使用頻度は非常に低くなっており、私が教育を受けた25年ほど前にはすでに「こんな感じで混ぜて詰めるんだよ」と「模型を使って、体験的に」一度やっただけで、私はそれ以降、一度もアマルガムを触ったことはありませんし、もちろん患者さんにアマルガムを詰めたこともありません。

    歯科用材料としては非常に優秀(安価、簡便、圧をかけて詰められる、収縮しないなど)な材料ですので、「それが口の中に入っているから悪い」ということは「ない」と思っていただければいいかと思います。

    というわけで、タイトルの
    歯科用アマルガムは「悪」なのか?
    については
    「歯科用材料としては、悪ではない」
    「環境への影響の面で、悪と言われている」
    なので
    「口の中に詰めたものをわざわざ取る必要はない」
    「でも、今の日本の歯医者ではほとんど使われていないと思う」
    という現状だと思います。

    なお歯科用アマルガムについては日本保存学会が詳しい文章を公開してくれていますので、ご興味ある方はご一読を!


     
    | 治療方法 | 12:20 | comments(0) | - | - |